ユーザー車検や代行車検の怖さ
あれっ・・・ブレーキが効かない !!!
あれっ・・・ブレーキが効かない !!!
平成7年の道路運送車両法一部改正によって、「自動車の点検・整備は、国の検査の前後を問わない」 となりました。それまで車検といえば、整備をしてから国の法定検査に通す形だったのですが、 この法改正で検査後の、後整備でもよいということになったのです。
そこで現れたのが「ユーザー車検」や「代行車検」という方法です。
それでは、「ユーザー車検」「代行車検」とはどんなものなのでしょう?
ユーザー車検
自動車の使用者自が自分の車の点検・整備を実施し、国の継続検査を受ける方法です。 平成7年の法改正により、自分の車は自分で守るが鉄則という、使用者の自己管理責任が明確化されました。
しかし、点検・整備にはそれ相応の知識と技術が必要なため、 安易な気持ちで行うと事故等を引き起こす原因ともなりかねません。
代行車検
「ユーザー車検」が自分で点検・整備を行い、自分で国の検査を受けに行くのに対し、
国の検査を受けに行くところだけを「代行車検」業者に任せる方法です。
代行車検」業者は、検査場に車を持ち込み、検査ラインを通すことはできますが、
点検・整備は一切行えません。法定点検(自家用乗用車の場合12ヶ月ごと)は必ず分解整備を伴うため、認証工場ではない「代行車検」業者が、 法で規定された点検項目(自家用乗用車の場合56項目) を実施することは違法行為となります。
また国の検査では、ブレーキパッドの減り具合やエンジンオイルの状態など、 車内部の検査は行いません。そのため検査に合格していても、 後日ブレーキが効かなくなったり、エンジンが焼き付いたりすることもあり、当店に泣き泣き、相談にこられるお客様も少なくありません。
安い車検を受けられたと喜んでいたのに、整備を怠ったために、 後で高額な修理代がかかってしまったり、 ひどい場合は車を買い替えなければならない事態にまでなっておられるお客様までいます。
そうならないため、認証工場でのしっかりした点検・整備が必要なのです。